過走 ― 2024年03月09日
6日に発生した「つばさ121号」の郡山駅過走。ホーム線を超えて本線まで、500mも過走したとのこと。これはかなり重大なトラブルではないかと。
この状況をテレビ局のライブカメラが撮影していて、列車がかなりの速度で進入していることが分かります。
E3系7両編成が4秒程度で通過。簡易的に計算すると1両20mとして編成長が140m(実際はもう少し長い)。秒速35m。時速にすると126km/hになります。郡山駅の構造は本線から左分岐し、更に右分岐して12番ホームへ入ります。ここの分岐器は18番だと思われます。通常の分岐側通過速度は80km/h程度でしょう。それを左/右と連続して130km/h近くで通過すれば、車両は相当な揺れを感じたと思われます。最初の左分岐で右へ振られ、すぐに右分岐で左へ振られる。乗ってる人は非常に大きな揺れで恐怖を感じたのではないかと。
そしてホームを通過し、左合流、右合流して本線上で停止。ホーム通過後は速度も落ちていたので進入時ほどの揺れはなかったかも知れませんが。
じゃなぜブレーキが効かなかったのか?
ブレーキは効いたが、車輪が全部とはいわなくともロックして滑走した。これは考えづらいです。駅に停車するには何キロも前からブレーキをかけ始めるわけで、そこをずっと滑走することはないのではないかと。
ブレーキは動作したが、雪、低温、高速走行による風でブレーキパッドが凍結し、効かなかったということも考えられます。でもE3系は5M2Tです。5両のM車の電気(回生)ブレーキが動作すれば空気ブレーキの効きが悪くても、かなり速度を落とせるはずです。
2014年に東急東横線で追突事故がありました。この時は凄い雪で、そうにも関わらず東急は速度規制を行っていませんでした。先行車が元住吉駅で過走し、後退させるため後続列車に非常ブレーキ指示が出て操作したけど、ブレーキシュー凍結のため効きが悪く追突した。この時も非常ではなく常用最大ブレーキであれば電気(回生)ブレーキで減速できたのではないかと思うのですが。
今回のトラブルはこの東急の事故を思い浮かばせるものがあります。
双方ともATCなのに、なんで?
このE3系単独編成は2年前にも同じ郡山で過走していて、原因はまだよく分かっていないとのこと。編成の前方車両が滑走しやすいとはいわれていますが、7両中3両も4両も滑走するのでしょうか。もし滑走したら踏面が傷つき、フラットがひどくなるのでは?
前回の過走以降、ブレーキ軸を増やすために回送扱いのE2系を連結していたそうですが、今回は単独編成として再びの過走。なぜE2をはずしたのかというと、E3のブレーキを改修したかららしいですけど。前回、今回ともATCに異常はないとのこと。
分岐器進入速度が今回以上高かったら、脱線して大事故になる可能性があります。
原因不明のままにはしてもらいたくないです。
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