50円2021年11月20日

小児運賃一律50円。距離に関係なく50円。
これは結構衝撃的でした。小児運賃といえば対象は小学生です。小学生が一人で電車に乗ることは少ないでしょう。私立の小学校に通うか、高学年で友達とどこかへ行くくらいですか。距離は短いと考えられます。でも大人と一緒に乗ればそうとは限らないですね。

私の小学生時代、指定の公立小学校に通うのに1駅だけですが電車通学をしていました。喜多見に住んでいたのですが、当時喜多見には小学校がなく成城に通っていたのです。喜多見と成城の間には国分寺崖線があります。開発されていなかったこの崖は木が覆いつくしていて、喜多見から見るとちょっとした小山が連なっているように見えました。で、安全な通学路がないということで成城まで電車で通っていたわけです。
この運賃はどこが出していたのか?子供だった自分は疑問に思う事もなかったため、親に聞くこともなくもう分かりません。世田谷区で出していたのかな。周辺の小学生は全員電車でしたから、区の指示だったと思われます。  脱線しました。

小田急のこの決定は、特定の同業他社への対抗処置ではなく、小田急沿線に長く住んでもらいたいということのようです。およそ2億5000万円の減収になるとのこと。
これで家族で出かけてもらい、沿線のグループ施設を使ってもらえればペイできる・・・のかな?
この策、ちょっとやそっとで止めるわけにはいかないです。国交省がバリアフリー推進のため運賃値上げを認めることを検討しています。これで大人運賃が上がっても小児運賃を上げることは出来ないでしょう。
果たして吉と出るのか、凶と出るのか。

コメント

_ tafu ― 2021年11月21日 11:05

ご無沙汰しています。
緊急事態宣言が解除となり、通勤時間帯も含めて目に見えて乗客が増えています。
が、それでもコロナ前に比べると利用者は明らかに少なくなっていますね。
今回の小児運賃一律50円という施策は、私にとってもかなりインパクトのあるニュースでした。当然、小田急としてもかなり大きな経営判断だったと思います。
少子化の中で、コロナ前から通学定期は減少していましたから、保育関連の施設運営(現在は専門業者に譲渡)、親子が一緒に参加できるイベント等各種の対策を行っていましたが、他社も同様な施策を行っていたので、それ程インパクトのあるあものではなかったように思います。
今後、他社も追随あるいはこれを上回る施策を実施するのか、要注目したいと思います。

_ SHIN ― 2021年11月21日 13:58

tafuさん、お疲れさまです。

JR東海、西日本の実質小児運賃0は、時間的に小田急が発表する前から企画されていたものと思われます。期間も限定ですし。
小田急の今回の50円は、やや「賭」のように見える部分もあり、他社もすぐに追随とかはしないような気がします。
様子見というか、お手並み拝見というか。
そんな感じがしますが、果たしてどうなるでしょうか。

_ 一気に約7割の…【速達準急】 ― 2021年11月22日 16:05

2019年の運賃改定申請の収入予想額1290億5400万円 に対しての2億5000万なら他で吸収できそうだ…なんて思っていたら、京成&北総から2022年10月より通学定期大幅値下げのニュースが飛び込んできました。これは来年の「トレンド」になるかもしれません。

_ SHIN ― 2021年11月23日 14:11

速達準急さん、お疲れさまです。

北総は色々事情はあるのでしょうが、運賃が高すぎましたね。沿線に住むのも大変という状況で、なかなか沿線人口も思ったように増えない状況みたいです。
以前から値下げ圧力は強かったようですが、ついに決断しました。普通運賃と通勤定期は10数%の値下げですが、通学定期は65%近い値下げで、これは結構インパクト強いかも知れません。
これからは「子育て世帯」が注目されるようになっていくのでしょう。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://nekobus.asablo.jp/blog/2021/11/20/9441175/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

アクセスカウンター