鉄道関係の2024年09月21日

トラブルが多く発生しています。
まず、JR貨物の車輪圧入力値のデータ改竄です。これで一時全貨物列車の運行が停止されるというとんでもない事態になりました。そして国交省の指示で各鉄道会社が調査したところ、次々と車輪圧入力値の規定値外れが発覚しています。東京メトロとか、京王とか。
日本経済新聞のウェブ記事では、小田急と西武も車輪圧入力値の超過があったとしています。記事では両社とも安全性が確認できたとのことで通常運行となっています。
小田急HPに「輪軸組み立て作業における点検結果について」という発表がありました。圧入力値の上限を上回っているものがあったが、検査の結果安全が確認されたこと、またデータの改竄はなかったとしています。データ改竄がなかったので、特に他のマスコミ(テレビ等)では報道されなかったということでしょうか。

次は、285系の衝突事故。後藤総合車両所で入換機により推進運転されいる所を撮影していた方がいて、その映像がネットに掲載されています。見ると、入換機により推進運転していて、突然かなりの衝撃があったことがわかります。不思議なのはその衝撃後も前進していることです。あの推進運転ってブレーキはどうなっているのだろう。大体最前部に監視員がいなかったのかという疑問があります。あの衝撃からみて、車両接触限界標識の内側にあった車両と接触(ちょと擦った)という感じではなく、完全に正面からまたはオフセットで衝突したと思われます。続報がないので、経緯がこれ以上分かりませんけど。

そして極めつけは東北新幹線の列車分離です。
まあこれは2つの見方があって、列車分離という事故に対して、フェールセーフが正常に動作し、乗客に危害が及ぶことなく停車したからまあOKという見方。
いやいや列車分離なんで絶対にあってはならない。ましてや300km/h以上の速度がでている状態で、という見方。
まあ両方正しくて、鉄道車両は単行から複数車両の連結になった際、その連結が外れた場合のことを常に考えてあって、今までも発生時はほぼ非常制動で停止となっています。
今回E5系、E6系ともに見た目連結器に異常はなさそうです。連結が外れるということは、連結器が機械的に破損するか、解放操作が行われたかです。連結器が破損したということはなさそうなので、自動解放操作が行われた可能性が高いです。でもこれは5km/h以上では操作しても動作しない機構になっているとのことです。
うーん、原因を調査し、結果を発表してもらいたいです。

何か設備の問題にしても人の問題にしても、徐々に隙が生まれているような気がするのは私だけでしょうか。

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