京王8000 ― 2014年04月26日
京王8000が10両貫通編成化されている編成があるのはネットを見て知っていましたが、今週帰宅時にたまたま遭遇しました。しかも1週間で2回も。8000は通勤時に一番当たる頻度が高いのですが、今まで全くお目にかかったことはなく、こういう当たりの運のない自分としては、ちょっとびっくりです。編成は8703F。
車内の様子 (例によって携帯画像です)
京王8000は先頭部分(乗務員室)は普通鋼製で、今回、この部分を取り払い、やはり普通鋼製の貫通部を取り付けた形になっているようです。車内は戸袋窓と妻窓がないだけで、ほとんど違和感はありません。
車内での変更点は
①内装化粧板の貼り替え。
②客ドアの変更(このドアは9000でも使っているJR-E標準のものではなく、2重ガラスのようです)
③ドア開閉ランプの設置
④座席の変更(座席はやや硬めで京王では一番硬いのではないでしょうか。また座面は凹凸が少なく、フラットな感じです)
⑤吊り輪の変更(ちょっと変わった形の吊り輪です)
⑥貫通扉が1枚に。
一方、変わっていないのは
①車内照明は蛍光灯のまま
②ドア上案内表示も3色LEDのまま
そして外観は
外観(京王多摩センターで。人を入れないように撮るのは難しいです)
一般の人が見れば、どうということはないのかもしれませんが、マニアから見ると、ちょっと取ってつけた感があります。リブがないので、ここだけ9000のようです。でもまあ、全体的にはうまく処理してあると思います。KEIOのロゴマークを剥がしたあとが、くっきりと残ってはいますが。
そして意外なのは、制御装置が更新されていないこと。これだけの改造を行ったのだから、制御装置、車内照明、案内表示も更新すればいいのに、と思ってしまいます。
この10コテは14本あり、順次この形に改造されると思いますが、全部完了するまでどのくらいの期間がかかるでしょう。途中で仕様が変わることも考えられますね。
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