久々に ― 2024年01月20日
聞く名称です。テュフ ラインランド ジャパン。ダイハツの不正問題で、じゃいま乗ってるダイハツ車は大丈夫なの?という疑問が当然あるわけです。私の娘一家もダイハツの軽に乗っているので非常に気になり、YouTube等で検索しました。
そこで出てきたのが、ダイハツ/トヨタの技術陣に加え、第三者機関としてテュフ ラインランド ジャパンが入って検証を行い、一部車種を除き問題なしの結論が出たということです。
30年以上前ですが、私の勤めていた会社の部門でドイツへ出荷する製品があり、テュフ ラインランドの認証を受けなければならなくなりました。まあ私たちは「テュフ」は言いにくいので「ツフ」と言ってましたが。
この認証が通らなければ出荷できないので、口の悪い人は非関税障壁であると言っていたみたいです。日本にはこのような制度がなかったので。
最初の審査はドイツ人も来ましたし、結構緊張しました。その後は日本人に来てもらい、製品終了まで4~5回の審査を受けました。「テュフ」の審査は製品そのものを見るより工程の確認を行うことが主です。結構厳しいですし、大変だったのを覚えています。
ただ「テュフ」の場合、審査をいつ行うかは合議性で、日時の調整を行ってから実施されます。この点、準備はある程度できました。
アメリカにも同様な制度があって、ULといいます。このUL対象の製品もあって、年1回の審査を受けましたが、ULの場合完全抜き打ちです。会社のすぐ近くから電話してきて、今から行きますと言われます。そろそろ来るかなあ、というのは分かっても、いつかは全く分かりません。これは相当きつかったですね。担当がいないこともあるわけで、複数の対応者がいないとアウトになります。
「テュフ」にしてもULにしても、ある意味国を背負って活動していますので、認証には信頼性があると言っていいでしょう。
今のところこれを信用して車に乗るしかないのかなと思います。これが信用ならんとなったら、すべての車が信用できなくなってしまいますので。

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