185系2021年03月20日

例にもれず、引退する列車には異常なほどの関心が向けられます。
185系・・・国鉄が非常に経営難である時代に製造された特急車。特急用でありながら、普通運用もこなすことを考慮した設計。車体形状はそれまでの特急型とは異なり、急行型とほぼ同様。車内も座席が転換クロスとなっている等、簡素な造りでした。

最初に乗ったのは1982年、家族で真鶴に舟盛料理を食べに行った時です。人数の関係で車ではなく、電車で行きました。その帰りに普通列車としてやって来ました。
鉄道に何の知識もない私の兄でも一般車ではないと感じたらしく、「なんだよこれ」と聞いてきました。
その後、乗る機会はずっとなく、2003年、熊谷に単身赴任している時に出張帰りで上野→熊谷を2度ほど乗りました。この時には座席はリクライニングシートになっており、特急車の面目を保っていました。

で、写真はというと、すでに2013年3月に本ブログに掲出済の川口での3本だけです。これはEF510銀ガマを期待して出かけた時のものです。川口は上り列車を撮るには向いてなく、もしかすると下りのほうがいいかも知れません。
再掲します。

                       OM08

                       OM03

                       OM04
当時、高崎線系統は東海道系統とは毛色の違う色が採用されていました。
OM03はこの後4コマ撮れていたのですが、ピンボケで撃沈しています。
この車両が今まで生き残ったということは、やはり使い勝手がよかったということなのでしょう。

そういえばDD51も引退しちゃったんですね。遠い昔、幹線用の大型機が入換機のような凸型車体であることに違和感を持ったのをうっすら覚えています。
後々、開発にたずさわった方が雑誌に書かれていたことが印象的でした。
「DD51試作機ではなかなか思ったような力が出せず、1000t貨物を悠々引き出すD51が神秘的に思えた」
これもうっすらした記憶なので間違えがあるかも知れませんが、後にあれほど活躍する機関車が、当初は開発に苦労したんですね。

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