そうなの?2022年04月30日

小田急が鉄道事業設備投資計画を発表しました。
全体的にはあっさりしたものですが、えっ!というものが含まれています。
それが 通勤車両「3000形」のリニューアルです。
2つあります。
1つは、これで2000の更新が行われないのではないかということです。使い倒して引退させると考えるのが普通です。2000は車内については結構色々いじっているので当面走るとは思いますが、更新はされない可能性が非常に高くなりました。72両・・・使いにくいんでしょうか。
もう1つは、3000更新は6両編成車を3編成となっていますが、どこから更新を始めるか、です。
この更新が1次車からでなく2次車以降から始まれば、1次車の4編成は更新されず引退、つまり小田急からワイドドア車が淘汰されることになります。
この3000を含むワイドドア車の淘汰については、かなり以前に予想している方がいましたが、的中しそうな感じがします。更に言うと、2両のM車が片M台車(4M2T)である3262Fまでも更新なしなんてこともあるのかな?
2次車は更新して8両に組み込み10両化することもないとは言えませんが、製造時期がかなり異なるし歯車比とかも違うので、やりにくそうです。そうなると6両編成車が不足して新形式誕生なんてことも?

5000の新造については1000の代替車両となっています。どの1000の代替なの?っていう感じですが、まあ未更新6両×4編成、4両×2編成で32両。5000は3編成30両ですから、ほぼ一致です。
5060Fは22年度分ですから、あと川崎車両で製造中の2編成で当面打ち止めになりそうです。

ホームドアは本厚木に初の特急車対応のものが設置されるとのこと。大開口となっていますが、特急車の全ドアが対応になるのかが興味ありです。そしてこれもQRコード式なのか、特急車にもQRコードが貼られるのか、といったところでしょうか。

設備投資計画とは別に中期経営計画というのも発表されていて、かなり気になる内容があります。
①車両走行距離8%減 → ダイヤ変更で完了済
②ダイヤ変更により車両数80両減 → いやいや60両じゃなかったの!
③線路設備モニタリングの導入 → もしかしてクヤ31がなくなっちゃう
④バリアフリー料金制度を活用しホームドアを整備 → 運賃値上げですね

③はまだ時間がかかると思いますが、その他はすぐに始まりそうです。

さてもう一つ。
本社移転も発表されています。現在の小田急明治安田生命ビルから、小田急第一生命ビルと海老名のViNA GARDENS OFFICEへ。
小田急第一生命ビルって、ハイアットリージェンシー東京の隣のビルですよね。ハイアットリージェンシー東京って売却の報道が出ましたが、小田急が発表したものではないとしながら完全否定もしていないので、売却するんでしょうね。その隣のビルが本社になる。ちょっと皮肉ですね。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://nekobus.asablo.jp/blog/2022/04/30/9485939/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

アクセスカウンター